南天は難転に通じるとして、縁起植物に扱われています。
火災、魔除(まよ)けとして玄関前に植えられてきました。
南天は果実にはドメステチンメチルエステル、樹皮にはナンジニン、ドメステンベルベリンなどの成分を含んでいて、防虫、防腐の効果があります。
葉を食物の掻敷(かいしき)に使用して、古くは米櫃(こめびつ)や鎧櫃(よろいびつ)などに入れていました。
鬼門や水周りなどに植えられたり、お祝い事の重箱に南天の実や葉があしらわれていたり、南天材の箸が長寿箸と云われて有り難がられているのも災厄除けの一端だとおもわれます。
実は南天実(なんてんじつ)という生薬で咳止めの薬としても使われています。
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